ひとつの成分、いくつもの薬
セマグルチドは、Novo Nordiskのいくつかの薬に含まれる有効成分で、薬ごとに承認されている用途、使い方、用量が異なります。現在米国には、週1回の注射が2種類、1日1回の錠剤が3種類あります:
| 薬 | 剤形 | 承認されている用途 | 用量 |
|---|---|---|---|
| Ozempic | 週1回の注射 | 2型糖尿病(血糖、心臓・腎臓のリスク) | 0.25、0.5、1、2 mg |
| Wegovy | 週1回の注射 | 体重減少、心血管リスクの低減、MASH | 0.25〜2.4 mg、一部の成人では7.2 mg |
| Wegovy錠 | 1日1回の錠剤 | 体重減少、心血管リスクの低減 | 1.5、4、9、25 mg |
| Rybelsus | 1日1回の錠剤 | 2型糖尿病 | 3、7、14 mg |
| Ozempic錠 | 1日1回の錠剤 | 2型糖尿病 | 1.5、4、9 mg |
出典:Ozempic、Wegovy、RybelsusおよびOzempic錠の添付文書。「Ozempic錠」は、Rybelsusとして販売されていた新しい経口製剤に2026年1月につけられた名称です。従来のRybelsus錠も引き続き販売されており、両者はミリグラム単位で置き換えられません(FDA書簡)。
どれを使っていても、この成分の半減期は約1週間です。そのため注射は週1回で、セマグルチドは最後の投与後も数週間体内に残ります。Mingoはこの半減期を使って、記録した用量から推定薬剤濃度の曲線を描きます。
週1回の注射:何を記録するか
OzempicとWegovyでは、毎週用量と部位を記録します。どちらの添付文書も4週間ごとのステップを定めています。0.25 mgで開始し、その後は処方医の判断で0.5 mg、さらにその先へと増量します。スケジュールの全体はOzempic記録アプリとWegovy記録アプリのページをご覧ください。副作用は主に消化器系で、注射や増量のあとに起こりやすい傾向があります。Wegovyの減量試験では、吐き気が2.4 mgで44%、プラセボで16%の人に見られました(Wegovy添付文書)。
毎日の錠剤:朝の習慣
経口セマグルチドは、毎朝同じ方法できちんと服用してはじめて十分に効果を発揮します。Wegovy錠、Rybelsus、Ozempic錠の添付文書には共通のルールがあります。朝の空腹時に1錠を4オンス以下の水だけで服用し、かまずにそのまま飲み込み、飲食やほかの経口薬の服用まで少なくとも30分待ちます。飲み忘れた場合はスキップし、翌日に次の1錠を服用します。
Mingoではスケジュールを毎日に設定し、朝の習慣に合う時刻を選びます。その時刻にリマインダーが届き、投与が記録されていなければ2時間後にお知らせが届きます。それぞれの錠剤の詳細は、Wegovy錠とRybelsusのガイドで解説しています。
調合(コンパウンド)セマグルチド
調合(コンパウンディング)薬局で作られたセマグルチドを使う人もいます。FDAは、調合薬はFDAの承認を受けておらず、販売前に安全性、有効性、品質の審査を受けていないと述べています(FDA)。FDAは2025年2月21日にセマグルチド注射の供給不足が解消したと発表し、調合業者に認めていた一時的な柔軟措置はその後終了しています(FDA)。
Mingoは記録を正確にするために調合セマグルチドをリストに載せており、どの用量もミリグラムで入力できます。シリンジの単位や濃度の換算はしません。その計算は薬剤師と処方医が行うものです。
セマグルチドの薬を切り替えるとき
OzempicからWegovyへ、注射から錠剤へ、RybelsusからOzempic錠へと切り替える人もいます。添付文書には具体的な切り替えのルールがあり、たとえば2.4 mgの最後の注射から1週間後に25 mgのWegovy錠を開始する、といったものです。いずれも処方医の判断によります。Mingoでは治療設定で薬を変更し、そのまま記録を続けてください。タイムラインには履歴がすべて残るので、切り替えが副作用や体重に与えた影響をひとつのグラフで確認できます。
Mingoがしないこと
Mingoはブランド、用量、切り替えを勧めることはなく、経口と注射の用量を換算することもありません。薬剤濃度の曲線は計算したもので、測定したものではありません。Mingoは、使った薬とそのときの体調の記録であり、治療を処方する人と共有するためのものです。





